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「幸せの箱」を創るということ

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私はたまに、左手に「数珠のブレスレット」をしていることがあります。

社員も、知らないことなんですけど、ちょっとした理由があるんです。
お客様や協力業者、身近な人が亡くなった時、一週間ほどつけています。何の意味があるわけではないのだけど「生きている実感」と「故人になにか気持ちを伝えたい」、といった自分自身の儀式のようなものです。(意外に縁起をかついだりとか、儀式の多いへんな人間なんだよね)

つい1週間前は、社員棟梁の奥さんがなくなりました。 すごく元気で、いつも現場にお弁当を持ってきては、断熱材を入れるのを手伝っていた仲むつまじい奥さんです。 その大工さんにはできすぎだよね。っていつも言われてたのに・・・ 彼のショックは大きく葬儀で頭がいっぱいで会社に連絡をくれたのが3日前でした。 

そして、今日は現在建築中のお客様の奥様でした。 
突然の肺の病気でした。 担当営業社員の落胆も激しく、数週間前まで打ち合わせで新居にお引越しされるのをとても楽しみにされていたのに・・・と。
でも、一番落胆されていたのはだんな様と息子さんでした。 奥様のためのオール電化、IHクッキングヒーターは使われることなく終わってしまいました。 どうしてあんなに仲のよいご家族がこんなことになってしまうのでしょうか? 
大切な人の死はいつも突然きてしまうようです。

私たちがこのお客様にできたことといえば、「完成間近の家に二晩だけでも一緒にすごしたい。」というご家族の願いにただ答えただけでした。
もうすこし、あと一ヶ月早く引渡しができていれば・・・

だんな様の「でも家が作れてよかった。彼女があんな楽みにしている家ができたんだから」というお言葉に、私たちも救われました。

物を所有するということはいろいろな目的があるんだけど、「私たちが携わっている住宅」は家族が幸せになるための箱で、喜びも悲しみも一緒に見守って、たとえ構成員がいなくなっても思い出を閉じ込めておける箱なんだ!」とふかく感じています。

生きていることに感謝しながら、これからも「幸せな箱」創り続けて行きたい思っています。

11月30日(水) 大澤成行

個別archives/投稿者 tomio : 2005年11月30日 22:04

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